2025
06.08

令和の米騒動(2)

ブログ

令和の米騒動(1)を書いて これでしばらく続きを焦って書かなくていいなぁ!!
と、思っていたら大間違いでしたm(_ _)m

令和の米騒動(1)を改めてみると、

本当のコメの(備蓄米)の動き方・国や政府、農協の動きを書いてないことに
気がつきました。

せっかく、江藤農相が辞任して後任には小泉進次郎に決まりました。
と、書いたのに基礎から書くことになり、申し訳ありません。

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1.そもそも備蓄米の目的とは

「備蓄米の本来の目的」は、日本の食料安全保障と市場の安定を守るために設けられたものです。

備蓄米の本来の目的(基本)

①【非常時の食料供給確保】
 •自然災害(地震・台風など)や国際情勢(戦争・輸出制限)で流通が止まったとき、
  ↑最低限の食料(主食)を全国民に届けるための備え。

•これは国の安全保障の一部です。

②【市場価格の安定】
•不作で米が足りなくなったとき → 備蓄米を市場に放出して価格を抑える

•豊作で米が余ったとき → 備蓄米として国が買い入れて価格の暴落を防ぐ

つまり、需給バランスのショックを吸収するクッションのような役割を果たします。

③【計画的備蓄制度(政府備蓄米)として】

•1995年の「食料・農業・農村基本法」に基づき、おおむね100万トン程度を常時保有。

•備蓄米は毎年新しく入れ替えられ、古い米は加工用・輸出・給食用・援助用などに流通。

まとめ:備蓄米の3つの柱

1.災害時の供給確保(安全保障)

2.市場価格の安定(需給調整)

3.政府備蓄の計画的な更新と活用

自然災害などで流通が止まったとありましたが、過去の災害に関しては?

1. 東日本大震災(津波)では活用されていない

  •東日本大震災発生後、一時的に被災地での米不足が起きたものの、政府備蓄米そのものは直接活用されていません。

   → 国レベルでは他の手段で対応し、備蓄米はそのまま残されたという記録があります。

2. 東日本震災を踏まえて「精米備蓄」が始まっている

  •平成24年度(2012年)以降、政府が無洗米(精米状態)で備蓄を開始。

  •500トン規模の備蓄米を確保し、将来的な災害発生時に迅速に被災地へ供給できる体制が整えられました。

3. 熊本地震(2016年)で政府備蓄米が初活用

  •熊本地震では、平成27年産備蓄米約86トンが被災地へ供給されました。

   → これは、政府備蓄米が非常時に直接活用された全国初の事例です。

4. 能登半島地震では制度上の準備はあるが、実際の供給記録は不明

  •2023年の能登半島地震では、政策資料において「自治体の要請に応じて備蓄品(米を含む)を活用する体制」が記されています。

  •しかし、実際にどれだけの備蓄米が供給されたかは、公開された記録からは不明です。

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と、いうことは今回のようなコメが値上がりで備蓄米を放出することは、
目的外・先ほどの備蓄米の目的2に該当するのですが…

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備蓄米(政府備蓄米)は「計画的備蓄制度」に基づいて、原則として4年周期で入れ替え(ローリング)されています。

 ・備蓄米の「4年サイクル」とは?

日本政府は常時おおむね100万トンの備蓄米を保有していますが、これは以下のように管理されています:

1年ごとに約25万トンずつ入れ替え

•毎年、前年に収穫された新しい米を約25万トン購入して備蓄に追加。

•同時に、4年前に備蓄された米(古米)を市場に放出または加工・援助用途などで処分。

 つまり、常に4年分の在庫が回転しているわけです。

🗂 備蓄米の内訳(用途別)

備蓄期間を終えた米(古米)は以下のような用途に回されます。

用途      説明

加工用    米粉、せんべい、アルファ米などに利用

学校給食用  食味より栄養やコスト重視の献立に供給されるケースあり

業務用    弁当・外食チェーンなどの原料として(価格が安い)

海外援助   発展途上国への食糧支援(WFPなど経由)に使われることも

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なぜ「4年」なのか?

•4年を超えると食味や品質が大きく低下するため、現実的な保存限界。

•一気に全量を買い替えるとコストが膨大になるため、分散して更新するローリング方式が採られています。

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❗ 現在問題視されている点

•放出された古米の95%以上がJAなど特定業者に落札されている → 一般消費者に届かない

•市場放出なのに価格安定に寄与しない(高く入札した業者が流通をコントロール)

•本来の「価格調整機能」が制度上は存在しても、機能していない実態

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最近、出て来た言葉に「古古古米」とは、一番古いコメ・今年で言えば「令和3年産のコメ」です。

令和2年産以前のコメは基本的に消費者に出回ることはありません(農林水産省に確認したわけではありません)

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以上が米の流通などの基本です。

本当なら、農相の後任に小泉進次郎に決まりました。
以降の話を書く予定でしたが、今日の話が長過ぎました。
すみません。

ちょっと付け加えるなら

久しぶりに「劇場型政治」を見た気がした。
備蓄米が2000円台で流通すると発表された瞬間、ネットは喝采に包まれた。
「よくやった!」「ようやく農協に一矢報いたか」…
だが、僕の頭をよぎったのは、かつて父・小泉純一郎が繰り広げた「小泉劇場」だった。
あの時も国民は熱狂した。しかし振り返ると、あの劇場は誰のためだったのだろう?

このことも(3)にて書きたいと思います。

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